CITY HUNTER 読み切り2エピソード
1983年、1984年


#1 シティーハンター -XYZ-

●リョウは、米生物科学研究所の清水博士の一人娘であり、有能な助手であった美津子の護衛の依頼を受ける。清水博士は人間にも効力のある去勢細菌を開発してしまい、それに目をつけた情報部への協力を拒み自殺していた。細菌の全ての記憶を持つ美津子は、自分が細菌のワクチンを開発する前に情報部に捕まったら、自分を殺して欲しいと言う。わずかなミスから美津子はさらわれてしまうが、リョウの銃弾が貫いたのは美津子に自白剤を打とうとした敵だった。
(JC・北条司短編集1「天使の贈り物」p.114/文庫・北条司短編集1 p.4-p.48)
(週刊少年ジャンプS58年18号・12月増刊号掲載分)
→アニメ 第2話 私を殺して!! 美女に照準は似合わない


#2 シティーハンター -ダブル-エッジ-

●女優の大原螢子の依頼は、恋人の金森槇一を殺してというものだった。劇の舞台の演出と主役をやる金森は、舞台でも螢子と恋人役で、殺人者の役に徹するあまり現実に切り裂きジャック事件を起こしていた。螢子は、金森をこのまま名優として死なせたい…。依頼を受けたリョウは、香をおとりにして切り裂きジャックに会い、殺人者の目をした犯人が金森である事を確信する。新宿タイムシアターでの舞台最終日の終幕、金森は台本通り銃弾に倒れ死ぬのだった。
(JC・北条司短編集1「天使の贈り物」p.159/文庫・北条司短編集1 p.51-p.83)
(フレッシュジャンプS59年2月号掲載分)