年末に、ちょっとだけ面倒を見た他部署の後輩がいる。
プログラミングの指導をしたとかでなく、 営業の面倒(参画するプロジェクトの手当て)を見たんだけど、 生憎と決めることが出来なくて、ずっと気になっていた。
プロジェクト加入の機会を失ったのは、 そっちの部署のせいで(後輩のせいではないが)、 別に私が気に病むこともないのだろうが、 そこはやっぱり気になるというもの。
でもさすがに1月も中旬だし、いい加減、 次案件(参画プロジェクト)も決まっただろうと、 何気無くその後輩に「仕事決まった?」と声を掛けた。
「いえ、まだなんです…」
いえ、まだなんです いえ、まだなんです いえ、まだなんです いえ、まだなんです
ビ ッ ク リ だ !
後輩の言葉が耳の奥でエコーしてハウリングする勢いだ。
なんですと? 今の今まで、まだ決まってないのかよ? そんで今何してんの? え?何もしてないの? 次案件の目処も立ってないの? 営業してないの?
何 や っ て ん だ よ 馬 鹿 !
とは、後輩への言葉でなく、そこの上長への言葉だが、 眩暈がするほど大音量で、その言葉が脳内に響き渡った。
後輩は「私が悪いんでしょうか…」と 肩を落としてしょんぼりしている。
違うよ違うよ!全然そんなこと無いよ!悪くないよ!!
と、肩を揺すって声を掛けるくらいしか、 その場はしてあげられることが無かった。
その後の私といえば、さっさと仕事を決めるべく、 あっちうろうろこっちうろうろ。 他部署の後輩だが、そっちの上長なんか構ってられるか、 と、勝手に采配してしまう。 大事なところは砲術長も協力してくれた。(ありがとうございます)
途中、その上長が、何か言いに来たが、 「馬鹿はあっち行ってろ」とばかりに追い散らした。 (そんなことは言ってないですよー。気持ちの上でねー)
多分これで決まるだろう。
私の怒りは仕事の活力。
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