昨日まで、珍しく遊びに仕事にと忙しかったのですが、今日はようやく一息つくことができたので、前から見に行きたかったある展示を見に、上野に行きました。上野の桜は、3分咲きくらいかしら。木によっては5分咲きくらい?国立博物館のお庭を一般開放していました。しだれ桜がみごと!展示されている日本家屋と一緒に。「ニッポンの春」という感じですね!さて、見に行ったのは、今日からはじまった「ベルリンの至宝展」・・・ではなく、『特別公開 「中宮寺 国宝 菩薩半跏像』。です。日本史の中では、飛鳥・奈良時代が一番好きで、仏像見るのも大好きですが、中宮寺の菩薩半跏像(中宮寺では、如意輪観音像という名前で展示されています)を見るのは、2回目、高校の修学旅行以来でしょうか?菩薩半跏像は、正式名称は「弥勒菩薩半跏思惟像」といい、同じタイプの仏像には、太秦・広隆寺の半跏思惟像があります。この「弥勒菩薩」と「聖徳太子」は切っても切れない関係。2大半跏思惟像は、どちらも聖徳太子縁の寺ですし(中宮寺は聖徳太子が建立、広隆寺のある太秦は、聖徳太子の家臣であった秦氏の地元)、そもそも、厩戸皇子が後に聖徳太子としてあがめられるようになったのは、百済から伝わった「弥勒信仰」がきっかけになったと言われているからです。中宮寺の菩薩半跏像は、生前の聖徳太子と同じ寸法で作られているそうです。不思議な微笑をたたえるこの仏像、ぼーっと眺めていたら、団体を率いた方が説明をはじめて、それが本当に詳細な説明で、思わず聞き入ってしまいました。ただのガイドのおじさんかと思っていたら、「この仏像をX線にかけたとき・・・私がその作業をしたのですけれど」なんて言うからびっくり。博物館のえらい人が、VIPを案内していたのかしら?でも、良い説明を聞けて、得しちゃった♪その後、B1Fのミュージアムショップに行ったら、「仏像の見方」とか、仏像マニアな本がたくさんあってびっくり。思わず買いそうになってしまいました。ここのショップでは売っていなかったけれど、↑のオジサンも説明でおっしゃってた古寺巡礼は是非読んでみたいな!ところで、ここのショップ、品揃えがかなり微妙・・・「はにわキーホルダー」とか「はにわぬいぐるみ」とか・・・ こんなの買う人いるのー?と思ったけれど、「はにわぬいぐるみ」は品切れ中とか!びっくり!コチラで通販も出来ますので、いかがですか(笑)?